ベルグルーエン氏の白紙小切手会社で取締役を務めたことのあるプライベートエクイティ(PE、未公開株)投資家、ジェームズ・ホースライン氏は、「非常に洞察力のある投資家だ」と述べ、「事業構築とブランド再生で成功を収めてきた長年の実績がある」と話す。
ベルグルーエン氏の白紙小切手会社で取締役を務めたことのあるプライベートエクイティ(PE、未公開株)投資家、ジェームズ・ホースライン氏は、「非常に洞察力のある投資家だ」と述べ、「事業構築とブランド再生で成功を収めてきた長年の実績がある」と話す。
逮捕の男「猫カフェ」に立ち寄る
逮捕された片山容疑者は9日、都内にある猫と遊ぶことができる「猫カフェ」と呼ばれる店に立ち寄っていました。
片山容疑者は9日午後3時ころ、店の中に入り、近くにいた猫を抱き上げたり膝の上に乗せてなでたりして自分の携帯電話のカメラで撮影していました。
片山容疑者はおよそ1時間で店を出て行きました。
店長の男性は「店には常連客が多いですが、初めての客でした。店内を歩き回って猫をさわっていました。猫が好きそうで、扱いには慣れた様子でした」と話していました。
『奇跡の生還を科学する 恐怖に負けない脳とこころ』 [☆☆]
・脳の中で恐怖がどのように生みだされているかを理解しておくと、しじゅう命の危険に身をさらしている人ばかりでなく、誰にとっても役に立つ。どんな人でも、生きていれば必ず何らかの恐怖と向き合うことになる。
・恐怖のさなかでは、人はおおざっぱに分けて二つの問題と闘わなくてはならない。一つは恐怖の対象、もう一つが、それに対する自分の恐怖心だ。見方を変えれば、こうも言える。自分の恐怖心とのつき合い方がうまくなれば、敵の数が一気に半減することになる。ありがたいことに、それは可能だ。
・恐怖は二つの意味でスピードを与えてくれる。一つは危険に対応する反応の速さ、もう一つは身体を動かす速さだ。
・どうやら、恐怖は実際に知覚や認知の速度を上げているわけではないらしい。恐怖の作用は、経験したことを細かい点まで記憶できるというところにある。人間の時間感覚は、思い出せるできごとの個数にもとづいているため、恐怖体験は再生すると遅く感じられるのだ。
・どうやら人間は、自分で「たった今」と思っているものを直接体験しているわけではなく、数秒前、あるいは1000分の数秒前にはこんな感じがしたという思いの記憶──それも、あてにならない記憶──を手にしているだけらしい。
・ストレス状況下では、脳はエンドカンナビノイド類とオピオイド類に属する種々の化学物質を放出する。名前から想像がつくように、一方はカンナビス(マリファナ)、もう一方はオピウム(ヘロイン)と効き目が似ている。
・スカンディナヴィア一帯ではバーサーカーと呼ばれるならず者の群れが跋扈していたという。その名の由来は北欧神話の英雄ベルセルク。無双の勇気と凶暴さで知られた戦士で、戦場では鎧を着けず、に身を包んでいたといわれている。
・ストレス反応が全開になると、人間には薬などいらなくなる。恐怖そのものが一種の強力な薬なのだから。
・恐怖という魔法にかかると、意識は張りつめ、思考は冴え、記憶は鮮明になる。力も増し、敏捷になり、がまん強くなれる。
・戦場の喧騒のまっただ中では、おびえた兵士たちは、訓練で叩きこまれた動作しかできなくなることがある。
・民間人とはちがい、兵士は走って逃げたいという衝動を克服すべく訓練される。戦場で役立つ動きをルーティンとして叩きこみ、それをもって逃走本能と置きかえようというわけだ。
・戦争の歴史をふり返ってみても、敵より多く殺した側ではなく、逃げ出したい衝動を抑えてより長く持ちこたえた側が勝利をおさめた例が大半を占める。
・すぐれたパラドックスはいずれも、われわれの理解にひそむ根本的な欠陥をついてくる。
・オキシトシンの点鼻薬を数回吸ってもらうと、扁桃核の活動がしずまった。オキシトシンは社交にともなう恐怖の勢いを殺ぐ上で特に有効だと結論づけた。
・社交恐怖といえば、数ある精神科領域の不調の中でも三番目に多いもので、アメリカでは八人に一人が生涯のうちに一度は体験する。それなのに、治療を受けない人は多い。一つには、そもそも知らない人が怖くて困っているのに、治療を受けるためにはその知らない人に会わなくてはならないせいもある。
・イップスは、気にする時間の余裕があるほど悪くなる。野球だと、投手と捕手が特にかかりやすい。投げる前に好きなだけ時間をとれるからだ。
・パフォーマンス不安の治療薬としては承認されていないにもかかわらず、βブロッカーはオーケストラピットやコンサートホールに、野火のごとく広がった。それが不正かどうかはともかく、クラシック業界の小さな秘密は、この種の薬がそこらじゅうにあふれているということだ。
・リーバーマンは人間のあらゆる精神活動を二つに分類した。一つを「反射性の(reflexive)」のxをとってXシステムという。これらは自動的に進行するプロセスのことで、本人の意識の届かないところですばやく、かつやすやすと進んでいく。Xシステムと対になる機能群を、リーバーマンは「内省的な(reflective)」のcにちなんでCシステムと名づけた。こちらは、脳の中でも意識的な思考にかかわる部分をさし、中でも重要なのが前頭前皮質だ。
・CシステムはXシステムよりも柔軟性がある。その役割は反省すること、抽象概念を用いて考えること、謎を解くこと。
・Xシステムが外界に反射的に対応し、お決まりの行動パターンを楽々とこなしているあいだ、CシステムはXシステムの仕事をモニターしている。トラブルはないかと目を光らせ、脱線しそうな前兆が見えたら割り込んで指導にあたる。
・Xシステムがアクセスできるのは、扁桃核が無意識の領域にたくわえた、情動に伴う記憶だ。
・なかなか解けないパズルをいったん棚上げしていたら、あとになっていきなり答えが浮かんできたりするのも、見えないところでXシステムがせっせと働いていた結果なのだ。
・Cシステムを使うには労力がいる。精神的エネルギーを消費しなくては作業ができない。だから、同じ作業をXシステムでもCシステムでもできるとなったら、たいていの人は迷わず前者、自動的なやり方を選ぶ。
・極度の恐怖という不慣れなでも能力を発揮できるようにしておかなくてはならない。ということは、初めての実戦経験が初めてと感じられるようでは困る。
・人の自殺の前段階で鍵を握っているのもこの順化なのだという。死を恐れる感情は非常に強力、かつ本能的なものだから、初めての試みで乗り越えるのは不可能に近い。だからこそ、自殺既遂者のほとんどは、それまでに未遂を何度もくり返したベテランなのだ。一回失敗するたびに行為の怖さが少しずつ薄れていき、彼らはじわじわと目的へ近づいていくことができる。
・数は少なくとも、戦いに慣れた兵士は前進を続け、着実に勝利する。訓練のできていない未熟な兵から成る大軍は、屠場へと引きずられていく人間の群れでしかない。
・人間には、危険の遭遇すると、他者の支えを求める本能がある。この現象を「ミリング」といって、みんなで寄り集まってしゃべり、情報を交換し、現状や対策についての意見をまとめようとするものだ。しかし困ったことに、こうして集まって話していたのでは遅れをとることにもなりかねない。
・脳の機能には、自動で働く部分と本人の意識で働く部分の二つがあるらしい。呼吸は、その両方の支配を受ける数少ない機能の一つであり、どうやら両者のつなぎ目でもあるらしい。
・息を吸いこむたび、ごくわずかながら交感神経が活性化されるし、一回吐くたびに副交感神経が活性化される。
・FBI機動隊や軍の特殊部隊でも呼吸法は活用されている。「戦術覚醒度制御テクニック」と称する生理的コントロール法の一環として組み込まれているのだ。彼らが教えられるのは4カウント戦術呼吸といって、「四つ数えながら鼻から吸う/吸った状態で四つ数えるあいだ止める/四つ数えながら口から吐く/吐ききったら四つ数えるまでこらえる」というパターンを、考えなくとも無意識にできるまで叩きこまれる。
・つきつめて言うなら、ワニそのものもには人を怖がらせる力はない。つっこんでくる車も同じ。人に恐怖を与えることができるのは、ただ一つ、本人の心によるワニや車の解釈だ。恐怖とは、完全に脳の中だけで完結する現象なのだから。
・解釈を変えれば、無意識の反応も変わります。顔じゅう血まみれのけが人の写真を見ても、「何だ、映画の特殊メイクじゃないか。本物じゃなかったんだ」と思うと、もう怖くなくなるでしょう。
・大規模災害を経験した人々で、被災してから人生が前よりも豊かになりましたと語る人は多い。大変な危険に直面しながらもそれを乗り越えたことで、自分の底力に自信がつくこともあれば、生きていることへの感謝を改めてかみしめることにもなる。
・学ぶべき教訓は、恐怖を恐れるのではなく、恐怖を仲間にせよということだ。恐怖も人生の一部と認め、とりこんでしまう。恐怖を克服しようともせず、かといって、恐怖を味わう場面を避けようとも考えないのがいい。





